知らないとコワい!ジャンクフードのワナ
ジャンクフードって体に良くないよね…
そうわかっていてもやめられない人も多いと思います。
ジャンクフードを食べ続けることによって、うつ病の危険性が増加した、との研究結果もあります。
それだけ良くないとわかっていてもやめられないのは意志が弱いから?
そうではありません。
これには科学的な根拠があるのです。
おいしいと感じる理由
なにかを食べたとき、私たちの脳が幸せを感じるのには、2つの要素があります。
①ものを食べたときの感覚
甘い、辛い、塩辛いなどの味覚のほか、かたい、やわらかいなどの感触です。
とくにこの「感触」が重要な働きをします。
②食品に含まれるタンパク質や脂肪、炭水化物の割合
脳には「おいしい」と感じる割合があります。食品メーカー各社は、脳を刺激し、何度でも繰り返し食べたくなるような、塩、砂糖、脂肪の完璧な組み合わせを追求しています。
市販の食品が「あとをひく」と感じるのはこのためです。
これらの感覚を作り出すための要素には、次のようなものがあります。
ダイナミックコントラスト
1つの食べ物に異なった食感を持たせる方法です。「外はカリッ、中はもっちり」「固い生地の間に、柔らかいクリーム」などがあります。
唾液分泌反応
ジャンクフードには、唾液を多く分泌させる食品が多く使われています。唾液を多く分泌させる食品を、脳はおいしいものと感じます。また、唾液を分泌させる食べ物は口の中に広がりやすいので、食べ物のおいしさを感じやすい食品になります。
唾液を多く分泌させる食品は、バター、マヨネーズ、ソース、シロップ、サラダドレッシング、アイスクリーム、チョコレートなど。とろりとした食感のものが多いですね。
とろける食品
口の中でとろける食品は、脳は実際よりも食べている量が少ないと感じてしまいます。その結果、たくさんの量を食べてしまうことになります。脳は少ないと感じていても、実際は相当のカロリーを摂取しているので、食べ過ぎで太る原因になってしまいます。
いかがでしたか?
私たちの身の回りの食品には、このような巧妙な仕組みがあるのです。
とはいえ、食べることは楽しいもの。
ストイックになりすぎず、適度に楽しむといいですね。
また、栄養バランスが整うと「楽しむ」程度に抑えることができます。