褒められると痩せる?ドーパミンで痩せよう
人からほめられてうれしくなって、なんだかやる気が出ることってありませんか?
そんなとき、食べることも忘れてがんばってしまったりしませんか?
実はそれ、「ドーパミン」と呼ばれるホルモンのはたらきなのです。
ホルモンってちょっとむずかしそう…
そんなふうに思うかもしれませんが、ホルモンを上手に活用することでダイエットも上手くいきます。
やりたいのにやる気が出ない、それもホルモンの仕業かもしれません。
今回は「三大幸せホルモン」のひとつ「ドーパミン」についてお伝えをしていきます。
ドーパミンとは?
神経伝達物質(脳内ホルモン)
アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体
生きる意欲をつくる
体内になる1兆個の神経細胞のうち、ドーパミンにしか反応しないものもある
「ホルモン」という言い方をしていますが、正しくは「神経伝達物質」というものになります。
積極的な行動を促す「ノルアドレナリン」をつくるもとにもなります。
ドーパミンでしか働かない細胞まであるのです。快感を伝達する神経で、これがはたらくことで私たちは幸福感や快感を感じることができるのです。
そんなドーパミンは、私たちにどんなことをしてくれるのでしょうか?
ドーパミンのはたらき
生きるために必要な目標達成や危険回避のためにはたらきます。
やる気を引き出す
幸福感、達成感、喜び、感動などの感情を感じる
学習能力・仕事効率のアップ
運動調節
コルチゾールの分泌を抑える
「生きる意欲のためのホルモン」とも言えそうですね。
私たちの行動のもとになる「感情」を感じることができるのもドーパミンのおかげなのです。
そしてストレスホルモンである「コルチゾール」を抑えることができます。
人はストレスを感じるとそれを回避するために幸福感を得ようとします。手っ取り早いのが「食べること」
コルチゾールの分泌を抑えることができれば、これをさけることができます。
そしてドーパミンがでているときは「お腹がすかない」と言われているのです。
どんなときに出るの?
ドーパミンが分泌されるのは、次のようなときです。
「がんばるぞ!」→意欲的なとき
「うれしいなぁ」→ほめられたとき
「やったぁ!」→達成感
「すばらしい!」→感動
意欲や幸福感、達成感、感動などの感情を感じることができるのもまたドーパミンのはたらきです。逆に言えば人は、「ドーパミンを出すために生きている」とも言えます。
ではこのドーパミンがなかったら、どんなことになるのでしょうか?
ドーパミンが不足すると起こること
ドーパミンが不足すると、次のような症状が現れると言われています。
やる気が出ない
集中力・注意力の低下
無気力・無関心・無感動
結果を待てない
感情が感じられず、やる気も出ない
そしてダイエットなど、結果が出るのに時間がかかるようなものに取り組む意欲がなくなるため、目先の満足に走りやすくなります。衝動買いやギャンブル、過食などがそれにあたるでしょう。
ドーパミンを出すには?
ドーパミンの材料となるフェニルアラニンを含む食材は次のようなものがあります。
牛肉・豚肉・卵・大豆
アボカド・バナナ・アーモンド
牛乳・ヨーグルト・チーズ
チョコレート・コーヒー・緑茶
また、腸からも分泌されるため、食物繊維や乳酸菌で腸内環境を整えることも必要です。
材料となる栄養を摂り、さらに次のようなことをするとドーパミンが分泌されます。
新しいこと、いつもと違うことをする
スポーツ
瞑想
新しい刺激や初めての感動がドーパミンの分泌につながります。
いつもと違うルートで会社に行く、新しいお店を開拓する、髪形を変える、メイクを変える、など。
でも人はいつもと違うことを嫌います。判断するのが面倒なため、いつもと同じ行動パターンをとりたがるのです。でもこれは脳からの抵抗でもあります。
脳は変化を嫌い、安定を望みます。そのため新しいことに挑戦しようとすると「それは危険だからやめておけ!」と、全力でとめにかかります。
でもこれを乗り越えることで新しい発見や成長があり、ドーパミンの分泌にもつながるのです。
小さな成功体験
小さな目標を立てて達成し、自分を褒めることも有効です。目標は大きくなくてかまいません。そして達成したら、必ず自分を褒めます。
ドーパミンは褒められることで分泌されますが、これは自分自身で褒めても同じです。そして小さな成功体験は、積み重ねることで大きな自信につながります。
まとめ。ドーパミンとは
やる気や集中力を引き出す
うれしい、楽しい、幸せ、などの感情を感じる
ストレスを感じにくくさせる
新しいことにチャレンジしたり、瞑想で分泌される
そして「お腹がすきにくくなる」といううれしい効果もあります。
とはいえ過剰に出すぎることでのデメリットもあります。交感神経が優位になりすぎると血流や内臓の働きが低下します。これを調整する「セロトニン」など、他のホルモンもバランスよく分泌されることが大切になります。
セレハピダイエットが大切にしているのは、まずは栄養を摂ること。そしてその栄養がホルモンの材料にもなり、さらに痩せやすい体をつくります。
人の体は機械ではありません。それを操っているのは「感情」
カロリー計算だけでは痩せないのはそのためです。
すべて計算しつくされたセレハピダイエットについて、もっと知りたい方は下のリンクからどうぞ。