今さら聞けない!食物繊維がダイエットにいいワケ
みなさんは、便秘解消といえばなにを思い浮かべますか?
バナナ、さつまいも、ごぼう、ヨーグルトなどを食べる。
水分を摂る。
おなかマッサージ。
など、どれも大切ですね。
ではこの中で、バナナやさつまいもなどは、なぜ便秘解消に良いとされるのでしょうか?
それはこれらの食品には「食物繊維」が豊富に含まれているから。
この「食物繊維」が便秘解消に役に立つのです。
なぜ食物繊維が便秘解消になるのか?
「食物繊維は便秘に良い」ということを知ってはいても、「なぜ良いのか?」を知っていますか?
一口に食物繊維といっても、実は二つの種類があり、それぞれ役目がちがいます。
種類 | はたらき | 食品 |
水溶性食物繊維 | 便の水分を保持してやわらかくする | わかめ・ひじき・キャベツ・コンニャク芋など |
不溶性食物繊維 | 便のかさを増す | きのこ・豆類・野菜全般 |
便が排泄される仕組み
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維、この二つの食物繊維それぞれの働きによって、便がスムーズに排泄されます。
腸の中の便は、不溶性食物繊維と一緒になることで「かさ」を増して大きくなります。
腸壁がこの便の「いるよ」という圧を感じると脳に刺激が伝わり、脳が腸を動かして便を送り出します。(この動きを「蠕動運動」といいます)
このとき水溶性食物繊維は便に溶けてゲル状になり、便を柔らかくしたり滑りを良くして排泄されやすくしてくれます。
これが排便の仕組みです。
どのくらいとればいいの?
一日に必要な食物繊維は、
・20代女性 11.8g
・30代女性 12.5g
・40代女性 13.0g
と言われています。
ではそれを食べ物で摂取すると、
・ブロッコリー(1/4個)2.6g
・オクラ(5本)2.0g
・えのき(1/2束)1.6g
・ごぼう(1/4本)2.9g
となっています。
こうして見ると、いかに野菜を摂ることが重要かがわかると思います。
便通を良くするだけではない
古くは「体内で消化吸収されない食べ物のカス」というくらいにしか認識されていなかった食物繊維。
その後は「便通をよくするもの」ということがわかってきましたが、実はさらにうれしいはたらきをしてくれていることがわかってきたのです。
不溶性食物繊維
腸内の毒素など様々な物質を吸収して、便と一緒に体外へ排出する。
腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を良くする。
水溶性食物繊維
水に溶けることでドロドロのジェル状に変化し、小腸、大腸内に張りついて糖質やコレステロールなどの栄養素の吸収をゆっくりにする。血糖値の急上昇を抑えて、太りにくくする。
胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぐ。
このように食物繊維は、便通を良くするだけでなく、ダイエットの強い味方であると言えます。
セレハピダイエットが大切にするものは
・根拠のある栄養学
・継続できる
・心も健康になる
ということ。
ダイエットとリバウンドを繰り返してきた方、痩せたいけれどどうしたらいいか分からない方、ぜひ一度、ご相談ください。